【フランス】2020.12.17 発表
フランス環境移行庁(ADEME)は、メール、インターネット検索、テレワーク、ネットショッピングなど日常生活で不可欠となったデジタル情報通信を責任ある方法で利用するための実用的ガイドブックを公表した。世界の温室効果ガス排出量に占めるデジタル部門の比率は民間航空部門より多い約3.7%と推定され(2018年)、2050年までに倍増すると予想されている。機器に使われるレアメタルのリサイクル率は1%にも満たない。ガイドブックはデジタル技術の環境負荷低減に役立つ優良事例をまとめたもので、以下のような具体策を挙げている。
・機器の取得(中古・修理品の利用、環境ラベルの確認、レンタルの検討)
・エネルギー管理(使用していない機器のスイッチオフ、スリープモードなどの電源設定、スクリーンの輝度調整、スクリーンセーバー不使用)
・インターネットブラウジング(アドレスバーへの直接入力、広告の遮断)
・ストリーミング(ストリーミング再生でなくダウンロード後に再生、低解像度化)
・スマートフォン(使用済み機器の管理、ホーム画面のクリーンアップ)
・SNS(通知の無効化、使わないアプリの削除、データセーバーの有効化)
・電子メール(送信先数の削減、読まないニュースレターの購読中止)
【フランス環境移行庁】
https://presse.ademe.fr/2020/12/lademe-publie-le-guide-dun-numerique-plus-responsable.html
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