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【EU】2020.12.09 発表

欧州委員会、気候中立を実現する「持続可能なスマートモビリティ戦略」を発表

 欧州委員会は、EU交通システムを抜本的に改革する「持続可能なスマートモビリティ戦略」を発表した。モビリティの将来像として、1)持続可能、2)スマート、3)レジリエントを掲げ、附帯する4年間の行動計画実現のため政策目標と取組を示す。
「持続可能なモビリティ」の実現のためには、車、船舶、航空機のゼロ排出化、再生可能・低炭素燃料の普及と関連インフラの整備、高速鉄道網・自転車用インフラの整備、貨物輸送のグリーン化、炭素価格付けと交通システムの適正な価格形成等を掲げる。「スマートモビリティ」の実現のためには、複数様式のモビリティの整備、新技術その他欧州共通モビリティデータスペース構築の開発支援等を行う。「レジリエントなモビリティ」の実現のためには、欧州横断交通ネットワーク(TEN-T)の完成、安全性・セキュリティと利便性、公正性の確保等を目指す。
2030年までに最低3000万台の自動車のゼロ排出化、500km未満の団体旅行の炭素中立化、2050年までに重量車の新車を含めほぼすべての車両のゼロ排出化等目標年が設定されている。実施により、運輸部門からの排出を2050年までに90%削減するという欧州グリーンディールの目標が達成される。
【欧州委員会】

プレスリリース

https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_20_2329

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