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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2020.12.03 発表

イギリス、2030年までに1990年比68%排出削減という新目標を発表

 イギリスは、2050年までに排出実質ゼロを達成するため、温室効果ガス排出を2030年までに1990年比で68%削減するという新たな目標を発表した。従来の削減目標値53%から引き上げる。これはEUを離脱してから初の目標設定となり、同国が離脱後も気候変動対策で世界を牽引する姿勢を示しているという。新目標は独立した気候変動専門家委員会の勧告を踏まえたもの。パリ協定に基づく国別約束(NDC)の通例に倣い、この目標に国際航空・海運起源の排出は含まれていない。しかし、同国が先頃発表した気候変動を緩和しつつ25万人分の雇用を創出・支援する「グリーン産業革命10ヶ条計画」には、航空・海運の排出削減のための取組が含まれている。2020年12月12日には、気候野心サミット(Climate Ambition Summit)が国連、イギリス、フランスにより共催される予定で、各国の野心的なNDC、気候資金、適応計画の発表が期待されている。イギリスは、2021年に開催予定の国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)の主催国でもある。
【イギリスビジネス・エネルギー・産業戦略省】

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