【国際機関】2020.11.11 発表
生物多様性条約(CBD)は、「生物多様性バロメーター2020年版」を公表し、企業には生物多様性を保護する道徳的義務があると感じる消費者は大多数にのぼると報告した。同報告書は倫理的バイオトレード連合(UEBT)が毎年実施している生物多様性に関する意識調査に基づくもので、調査最終年となる2020年はブラジル、フランス、ドイツ、スイス、イギリス及びアメリカの消費者6000人を対象にした。主な結果は次の通りである。
・生物多様性に対する消費者意識は向上しており、回答者の82%は企業には人や生物多様性にプラスの影響を与える道徳的義務があると考えている。
・「ミレニアル」や「ジェネレーションZ」世代(16~35歳)は、上の世代よりも生物多様性に関する情報をよく得ており、企業の実際の取組を確かめようとする。
・フランス、ブラジル、スイスは他の3ヶ国よりも生物多様性への関心が高い。
・回答者の70%以上は、生物多様性に配慮した原料調達の取組について第三者機関の認定があれば企業ブランドへの信頼が増すと答えている。
【生物多様性条約】
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