【アメリカ】2020.10.07 発表
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、アメリカの7つの州・準州とカリブ海、ミクロネシア、太平洋西部・南部におけるサンゴ礁保全プロジェクトと科学的調査に「サンゴ礁保全プログラム」から1050万ドル超を助成すると発表した。助成対象者からの拠出分650万ドルと合わせ、総額で1700万ドルがサンゴ礁の保全や回復に取り組む活動に提供され、地球規模の気候変動、陸上起因の海洋汚染、持続不可能な漁業手法という、サンゴ礁が直面する3つの脅威への対処を支援していく。科学的調査としては、病気によるサンゴ礁の死滅、水質と環境変化がサンゴ礁に及ぼす影響を調べる活動等が選ばれた。
NOAAの担当者は「観光、自然災害からの防護、漁業等を通じてサンゴ礁は人々の生活と強く結びついている。サンゴ礁生態系の維持のための研究や活動への資金供与を通じて、国の海洋経済を支援したい」と助成の意義を強調した。
資金の約半分は州・準州の資源管理当局によるプロジェクトに、残りは非政府組織、学術機関等によるプロジェクトや国際的プロジェクトに配分される。
【アメリカ海洋大気庁】
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