【ドイツ】2020.10.09 発表
ドイツ連邦環境省(BMU)は、「連邦気候中立調整局」の設置を公表した。この機関は、ドイツ連邦政府機関が2030年までに達成を目指す気候中立(二酸化炭素排出実質ゼロ)の支援を担当し、連邦政府機関の業務、建築物、食堂、出張、イベント開催等において、温室効果ガスの排出を回避する具体的な助言や指針を作成する。また、2023年までに連邦政府機関のための具体的な基準を盛り込んだ対策プログラムを策定する。連邦環境省は今年から気候中立に取り組んでおり、その排出量は継続的に減少している。公用車の変更、イベント開催時のケータリングをベジタリアン料理に変更、オンラインイベントの増加、出張時の移動手段に列車の選択といった対策が排出削減に効果を挙げているとしている。連邦政府機関の気候中立は政府機関が自ら排出する温室効果ガスを削減することを中心に実施し、残りは他国で行われた対策による排出量の相殺のによる削減が予定されている。
【ドイツ連邦環境省】
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