【国連】2020.09.07 発表
国連環境計画(UNEP)は、2020年から始まる「青空のためのきれいな空気の国際デー」(9月7日)に際し、深刻な大気汚染の頻発化に懸念を示すとともに、世界が一丸となって大気汚染対策を推進するよう呼びかけた。この国際デーは韓国が提案し、2019年に国連総会決議で採択されていた。制定後初の記念日を迎えるにあたり、オープニング式典やUNEP主催のイベントなどが予定されている。アンダーセンUNEP事務局長は、「汚れた空気を取り除くために緊急に対策を取らねばならない」と呼びかけた。グテーレス国連事務総長も、「世界では10人に9人が汚れた空気を吸っている。化石燃料への依存をやめ再生可能エネルギーへの移行を進める断固たる行動が求められている」として、全ての人がクリーンで環境に優しい経済とより良い健康を享受できるよう取組を進めることを訴えている。世界では推定700万人が大気汚染に起因する疾病で早死している。大気汚染は人々の健康にとって最大の環境リスクであり、回避しうる主な死因や病因のひとつだという。
【国連環境計画】
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