【研究機関】2020.08.28 発表
世界気象機関(WMO)は、大西洋域のハリケーンの活動がピークを迎えており、アメリカのメキシコ湾岸では大型ハリケーン「ローラ」が上陸したと報告した。WMOがアメリカ国立ハリケーンセンターの情報として伝えたところでは、熱帯低気圧「ローラ」は、8月27日にメキシコ湾岸に上陸し、「カテゴリー4」に分類される大型ハリケーンとなった。風速に関して、ルイジアナ州を襲った過去最強(タイ)のハリケーンとなった。アメリカ海洋大気庁(NOAA)は2020年8月6日、同年のハリケーンシーズン(6月1日~11月30日)に関する予測を更新し、ハリケーン活動が平年よりも活発化する確率を85%に引き上げていた。ハリケーン活動が活発な原因としては、大西洋の一部で海面温度が平年を大幅に上回っていることや強い西アフリカモンスーンの影響などがあるという。今ハリケーンシーズンに命名暴風雨は13発生しており、アメリカに上陸した命名暴風雨として「ローラ」は7番目になる。
【世界気象機関】
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