【アメリカ】2020.08.26 発表
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、海洋ごみプログラムの下、海洋ごみが野生生物や航行安全、経済活動、生態系の健全性に与える悪影響に対処するプロジェクト23件に総額270万ドル(非連邦機関の追加資金と併せて590万ドル超)を助成すると発表した。
増大する海洋ごみ問題に対処するため、同プログラムでは海洋環境や五大湖のごみの発生源特定、評価・防止・削減・除去等に取り組んでいる。今回は厳しい審査を経て18の州・準州のプロジェクトが助成対象に選ばれ、そのうち地域主導のごみ除去プロジェクト10件に総額130万ドル、防止プロジェクト13件に140万ドルを提供する。
前者は投棄釣具など大中サイズのごみの除去に関し、地域密着型で費用効率の良い活動を実施しており、フロリダキーズ連邦海洋保護区のごみ2万1000ポンド除去、ノースカロライナ州の保護区からの遺棄船20艘以上の除去など。一方、後者は海洋ごみに関する行動変容や意識啓発、長期的防止の促進に必要な知識や資源を提供しており、ミシガン州の学生500人の「海洋ごみ防止大使」活動等が含まれている。
【アメリカ海洋大気庁】
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