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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2020.08.12 発表

アメリカ海洋大気庁、2019年も温暖化傾向が継続と報告

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、最新の全球気候レポート「気候の状態2019」を公表した。
 レポートによると、2019年の主要な気候指標は、依然として温暖化傾向の継続を示す。たとえば

・1980年以降の各10年の平均気温は上昇を続け、この10年(2010~2019年)では、前の10年(2000~2009年)より約0.2℃高くなった。2019年は、記録史上上位3位以内に入る高温の年であった。
・32年連続で、山岳氷河からの氷河の消失がみられた。
・湖面水温は上昇を続け、北半球高緯度における永久凍土観測地の大部分で記録史上最高値を記録した。
・海面水位は、記録史上最高値を記録した。
・北半球の農作物の生育期(降霜のない日)は、2000~2009年の平均より8日長かった。
・温室効果ガスの大気中濃度は上昇し、記録史上最高となった。
・オーストラリア、アマゾン流域、インドネシア、シベリアの一部で前例のない規模の森林火災があった。

 同レポートは、NOAAが世界中の研究者・機関と連携して主要な気候指標や重大な気象事象についてまとめ、毎年報告している。
【アメリカ海洋大気庁】

プレスリリース

https://www.ncei.noaa.gov/news/reporting-state-climate-2019

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