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[海外エコニュース一覧]

【ドイツ】2020.07.28 発表

ドイツ 家庭で排出される残余ごみは35年間で半減

 ドイツ連邦環境省は、ドイツ連邦環境庁が実施した家庭で排出される残余ごみの内容を分析した結果を公表した。前回、同様の調査を実施したのは1985年であり、2018年は、居住者1人あたり年間128kgの残余ごみが排出されており、1985年と比較し約46%減少したことが分かった(当時は年間一人あたり239kgの排出量)。残余ごみの中で最も多かったのは、全体の39%を占める食品廃棄物や剪定ごみからなる有機廃棄物である。また、紙、ガラス、プラスチック、使用済み繊維、木材、コルク、廃電気機器などの資源ごみが残余ごみに含まれる割合は27%であった。衛生用品、不活性物質、その他の廃棄物(掃除機のバッグなど)や細かい廃棄物(ごみや灰など)など、本来の残余ごみであるごみの割合は32%であった。連邦環境省のフラスバース事務次官は、「これまで、数十年間で環境政策は廃棄物のリサイクルに変化をもたらしたが、この道のりはまだまだ続く。我々は、残余ごみをほとんど排出せず、原料が再利用される真の循環経済を目指す。」と述べた。
【ドイツ連邦環境省】

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