【EU】2020.07.07 発表
欧州委員会は、2020年7月7日、第4回EU・中国・カナダ主催気候行動に関する閣僚会合(MoCA)がオンラインで開催されたことを報じた。G20諸国や国連気候交渉の主要参加国の代表が参加し、コロナ危機からの復興の道筋をパリ協定と整合させることや、将来の危機に対する回復力の強化について協議した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響の受け方や復興へ向けた計画策定の段階は国ごとに異なるものの、経験の共有や国際的な行動の調整が最良の結果を生むという。欧州委員会は、7500億ユーロのコロナ危機からの復興パッケージ案を既に発表。パッケージは、パートナー国の復興支援も含めた低炭素型経済への移行を中心に据えている。
2017年5月、アメリカのパリ協定離脱表明を受け、EU、カナダ、中国はパリ協定の継続的支持のためMoCAを招集した。MoCAは以後毎年開催され、気候行動の推進と国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の下での運用ルールの採択を中心に協議している。
【欧州委員会】
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