【ドイツ】2020.06.24 発表
ドイツ連邦内閣は、特定の使い捨てプラスチック製品の使用禁止を定めた政令を承認した。これは、環境に配慮した代替品が既に存在する特定のプラスチック製品の使用を禁止するもので、カトラリーやプレート、飲料用ストロー、マドラー、綿棒、バルーンスティックバルーンスティック、持ち帰り用の食品容器、ドリンクカップなどが対象となる。また、特に廃棄が困難であるオキソ分解性プラスチックを使用した製品はすべて使用禁止となる。欧州委員会によると、使用禁止の対象となっている製品は、ヨーロッパの海岸沿いで最も頻繁に破棄されているプラスチック製品であり、また、自治体事業連盟(VKU)によると、公園、公共施設、道路で破棄される廃棄物の約10%から20%を占めることが示されている。その中でも、発泡ポリスチレン(スタイロポール)を使用した食品・飲料の持ち帰り用包装製品が最も多い。今回承認された政令は、EU指令(特定のプラスチック製品による環境への影響の低減に関する指令)を国内法に導入するためのもので、今後、連邦議会、並びに連邦参議院での承認が行われる。
【ドイツ連邦環境省】
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