【国際機関】2020.05.29 発表
生物多様性条約(CBD)は、ポスト2020生物多様性世界枠組の策定に向けた作業について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行の影響を受けつつも滞りなく準備を進めていることを報告した。2020年8月に予定されていた第24回科学技術助言補助機関会合(SBSTTA-24)と第3回条約実施補助機関会合(SBI-3)は、COVID-19の拡大防止のために移動や集会が規制されていることから予定通りの開催が不可能になった。このためCBD事務局は代替案として、1)9月上旬にオンライン上で準備会合を開く、2)移動と集会の規制が解除されれば10月後半に実会議を開催する、等の可能性を検討中である。またSBSTTAとSBIの議題に関連する諸問題を扱うオンラインセミナーの準備も進めているという。CBDのムレマ事務局長代理は、「COVID-19パンデミックは、健全な生物多様性と安定した生態系がいかに重要かを如実に示している。堅固なポスト2020枠組の重要性はますます高まっている」とし、策定作業の進捗に尽力していく姿勢を示した。
【生物多様性条約】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.