【ドイツ】2020.05.23 発表
ドイツ連邦環境省は、環境技術の動向をまとめた「グリーンテックアトラス2021」の策定に際しローランド・ベルガー社によって実施された企業アンケートにおいて、コロナ・パンデミックの環境技術部門への影響は、総合的な経済影響と比較して、明らかに少ないとする調査結果を公表した。シュルツェ連邦環境大臣は、「今回の調査では、環境と気候の革新への投資は価値があることを示している。環境気候政策は、企業をより革新的かつ危機に強いものにしている。ソーシャルエコロジーに配慮した経済復興政策を通じて、コロナ危機後の経済回復を後押しするのが賢明であり、環境技術部門における強力なビジネスモデルを備えた持続可能な企業に焦点を当てることは、ドイツにとって良い戦略である」と述べた。ローランド・ベルガー社によると、コロナ・パンデミックにも関わらず、環境技術部門の経済状況は概ね満足できるものであるという。企業自身による見通しはやや悪い傾向を示しているが、研究開発、革新能力、従業員の優れた能力は、ドイツの環境技術部門の優れた競争力にとって最も重要な要素であるとしている。
【ドイツ連邦環境省】
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