【イギリス】2020.04.14 発表
イギリスの森林委員会は「森林炭素保障(Woodland Carbon Guarantee)」スキームの第2回オークションに1000万ポンドを提供すると発表し、全国の土地管理者に、6月8~19日に行われるオンラインオークションへの申請を呼びかけた。
同スキームは2019年11月に創設され、植林によって大気中CO2を恒久的に除去することを目指している。落札者は、森林が吸収した炭素排出量(Woodland Carbon Unit)を35年間、オークションで設定された保障価格(物価スライド型)で政府に販売する選択権を与えられ、炭素相殺を支援する土地管理者にとって新たな収入源となる。第1回オークションは2020年2月に終了し、182ヘクタールの森林造成を支援する18件の契約が成立した。オークションは最長5年間、半年毎に行われる予定。
英国政府は2025年までに年3万ヘクタールを植樹することを公約している。2020年春には国の新たな樹木戦略を協議し、森林への幅広い参画を支援、強化する政策について検討するという。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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