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【国連】2020.04.09 発表

国連食糧農業機関、東アフリカやイエメンでサバクトビバッタ対策を継続

 国連食糧農業機関(FAO)は、東アフリカ地域を中心にサバクトビバッタが大発生し蝗害が深刻化している問題について、バッタの監視と防除の取組を継続していると報告した。エチオピアやケニア、ソマリアなどの東アフリカの6カ国ではすでに約2000万人が深刻な食糧不安に陥っており、中東のイエメンでも1500万人が蝗害に直面しているなど、食糧安全保障と生活に対する前例のない脅威が広がっている。FAOは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックで人や物資の移動に制約がある中も、各国政府や農業生産者等と協力しながら上空中及び地上からの殺虫剤散布や監視のための支援を行って各国の対策の強化につなげている。これまでに24万ヘクタール以上を対象に殺虫剤散布が行われ、740人が地上での防除作業の訓練を終えた。また、殺虫剤の確保に尽力すると同時に、衛星を介し携帯端末を活用した遠隔データ収集の取組を拡充しているという。FAOの推計では、防除策が強化されなければ、これからの雨期にバッタの数はさらに20倍になる可能性がある。【国連食糧農業機関】

プレスリリース

http://www.fao.org/news/story/en/item/1270183/icode/

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