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【国際機関】2020.04.06 発表

国際再生可能エネルギー機関、2019年の導入発電容量の約4分の3は再生可能エネルギーと報告

 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、「再生可能エネルギー容量統計2020年版」を公表した。これによると、2019年に再生可能エネルギー(再エネ)の発電容量が176GW増加、うち90%を太陽・風力エネルギーが占めた。再エネは2018年の増加量(179GW)を僅かに下回ったが、導入発電容量全体の72%を占めた。この他、2019年の再エネに関する主な報告は次の通りである。

・特にアジアで増加し、世界全体の増加量の54%を占めた。
・アフリカと中東以外のほとんどの地域で再エネが導入容量全体の70%以上を占め、世界全体の発電容量に占める再エネの割合が2018年の33.3%から34.7%に増加。
・太陽エネルギーの導入容量は98GWで、うち60%がアジア。風力の導入容量は約60GWで、主に中国とアメリカが牽引。太陽・風力エネルギーで世界の再エネ発電容量の約半分を占める。
・水力、バイオ、地熱、海洋エネルギーは僅かに増加。

 IRENA事務局長は、持続可能な開発と気候変動の緩和に向け更なるエネルギー転換を図り、投資拡大と再エネ導入の加速を可能にする政策が必要だと指摘した。【国際再生可能エネルギー機関】

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