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[海外エコニュース一覧]

【デンマーク】2020.04.02 発表

デンマークの2019年石炭消費、統計開始以来最少を記録

 デンマークエネルギー庁は、エネルギー統計の2019年版速報を発表した。エネルギー消費量は、2018年比で3.4%減少した(以下増減は2018年比)。気候の変動性と電力貿易を考慮した調整値では、2.0%減となる。エネルギー集約度(調整値)は、3.9%低下した。エネルギー源別では、エネルギー消費量に占める再生可能エネルギー(再エネ)の割合は、2018年の32.9%から35.0%に増加した。再エネ生産量は4.2%、消費量は2.8%(調整値4.9%)それぞれ増加した。石炭・コークス消費量は、統計開始以来最少を記録した。約43%(調整値26.3%)の減少で、エネルギー消費量に占める割合はわずか5%となった。天然ガス消費量も7.6%(調整値4.7%)減少した。これらの減少は、エネルギー消費量総体の減少、近隣諸国からの電力輸入の増加、再エネ消費量の増加が要因とみられる。
 一次エネルギー生産量は、10.3%減少した。石油と天然ガスの生産量が、それぞれ11.4%、25.7%減少したためである。一方、石油消費量は0.8%(調整値0.9%)増加した。
 エネルギー消費によるCO2排出量は、5.7%(調整値3.9%)減少した。2010年以降では、34.1%(調整値22.6%)の減少となった。【デンマークエネルギー庁】

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