【ドイツ】2020.03.16 発表
ドイツ連邦環境省は、2019年の温室効果ガス排出量が約8億500万トンとなり、前年比で6.3%減(約5400万トン減)とする推定値を公表した。これは、連邦環境庁が実施した調査であり、経済危機であった2009年を除き、1990年以降、最大の削減量となった。削減量が大きかった部門はエネルギー部門(1990年比で35.7%減)であり、EU排出量取引制度の改革、低価格のガス料金、風力・太陽エネルギーの利用拡張、石炭発電所の運転停止による効果が大きかったとしている。産業部門は前年比で3.7%の削減、建築部門は前年比4.4%増加した。増加の要因として、灯油販売の増加や寒かった気候が挙げられている。運輸部門は前年比で0.7%増加、農業部門は前年比で2.3%削減、廃棄物部門は前年比で4.7%削減した。【ドイツ連邦環境省】
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