【アメリカ】2020.03.17 発表
アメリカ海洋大気庁(NOAA)とアメリカ魚類野生生物財団(NFWF)は、沿岸レジリエンス緊急基金から、2018年の自然災害で被害を受けた沿岸の地域社会と野生生物生息地のレジリエンスを高める事業に4300万ドル助成する。同国の沿岸部は2018年にハリケーンや台風、森林火災によって計500億ドル超の損害を受けた。被災地の復興と将来の自然災害への備えのため緊急追加予算法案が可決し、2019年8月に沿岸レジリエンス緊急基金が立ち上げられた。今回の助成対象は、アラバマ州、カリフォルニア州、フロリダ州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、バージニア州、北マリアナ諸島の27件の事業で、海岸線20マイル超と野生生物の生息地8000エーカー近くを保護・強化し、湿地、沿岸林、氾濫原、サンゴ礁など自然に基づくインフラを用いて地域社会のレジリエンスと沿岸生態系の健全性を高める。他の資金源からの5470万ドルと合わせ、事業総額は計9800万ドル近くに上る。【アメリカ海洋大気庁】
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