アメリカ環境保護庁（EPA）は、2019年に高いエネルギー効率を達成した95の製造工場がエネルギースター認証を獲得したと発表した。これらの工場は合計で、エネルギー費用5億2000万ドル、エネルギー使用量約100兆英国熱量単位（BTU）を節約したほか、大気汚染の改善と温室効果ガス600万トンの排出削減にも寄与した。エネルギースター産業プログラムでは、20の業界ごとにエネルギーパフォーマンス指標（EPI）が設けられ、自社工場と同業他社工場のエネルギー使用状況を比較できる仕組を提供している。業界で全国の上位25％に入るエネルギーパフォーマンスを達成した工場が、エネルギースター認証の対象となる。2006年のプログラム開始以来、200超の工場が認証を受けた。EPAは、業界と緊密に連携しつつ、業界内のエネルギー効率化の進捗に基づき、2019年にはセメント、クッキー・クラッカー業界などでEPIを更新した。また同年、新たに窒素肥料などについてEPIを開発した。【アメリカ環境保護庁】