【アメリカ】2020.03.06 発表
カナダ環境・気候変動省とマニトバ州は、「マニトバ高効率トラック運送プログラム」からトラックのエネルギー高効率化に最大50%の払い戻しを実施すると発表した。同プログラムは連邦政府の低炭素経済リーダーシップ基金から590万ドル、マニトバ州から同額の資金援助を受け、同州のレッド・リバー・カレッジが管理する。トラック及びトレーラーへの、アイドリング技術や低転がり抵抗タイヤ、トレーラーのスカート等の導入・交換一組につき2万ドルまで申請できる。カナダの気候計画で大型トラックの温室効果ガス排出規制と低炭素型輸送への投資は重要な部分を占めており、2030年までに新車の燃料費用を年17億ドル削減することを見込む。マニトバ州では大型トラックは炭素排出全体の約11%を占めている。同州は2017年に州独自の気候環境計画を策定し、5年毎に全経済部門にわたる温室効果ガス排出削減目標を設定し、未達分を次期目標に繰り越す「炭素削減口座(carbon savings account)」制度を導入している。これは、北米で初の試みだという。【カナダ環境・気候変動省】
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