【国際機関】2020.02.28 発表
世界の携帯通信事業者の業界団体GSMアソシエーション(GSMA)は、温暖化を1.5℃に抑える科学的根拠に基づく目標(SBT)を設定した。目標では携帯通信、固定通信、データセンター事業者など情報通信技術の部門ごとに2020~2030年の排出削減の道筋を示した。例えば携帯通信部門は2030年までに45%の排出削減が求められる。2030年までの排出削減の大部分は再生可能エネルギーと低炭素電力への切替によって達成され、操業のエネルギー効率化がこれを補完する。世界の携帯通信の30%を占める29の事業者が既にこの取組に参加している。GSMAは、目標設定の指針を含む気候ツールキットを立ち上げ、他社の参加を呼び掛けた。
GSMAは、ビッグデータ等の革新によって、輸送、農業、建築、エネルギーなど多部門のエネルギー効率化に寄与することも約束している。先日公表した報告書では、携帯通信技術は2018年に21億3500万トン分の世界のCO2排出削減に寄与したとしている。【国連気候変動枠組条約】
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