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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2020.02.27 発表

アメリカ環境保護庁、水の再利用を促進する行動計画を発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、他の関連省庁とともに、水の再利用促進のための国の行動計画(WRAP)−共同実施(バージョン1)を公表した。アメリカでは今後10年のうちに40州が何らかの水不足に陥ると予想されており、水資源の管理は政権にとって喫緊の課題である。水の再利用は現行の水供給の代替手段として、農業・灌漑、飲料水、地下水涵養、産業、環境再生などさまざまな部門の需要に応え、干ばつによるリスクを緩和することができる。今回の行動計画では、1)集水域規模での統合的水再利用、2)連邦、州、部族、市町村の政策・プログラムの連携、3)水に関する情報提供、など11の戦略的テーマのもと、37の実施項目を挙げてそれぞれの実施主導者(連邦、州、自治体、民間部門など)、初期段階の目標、達成期限を明示している。初期段階の目標は200項目を超えるという。EPAはまた、この行動計画のためのオンラインプラットフォームを新たに開設し、説明責任を果たすとともに情報提供と透明性の向上に努めるとしている。【アメリカ環境保護庁】

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