メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【ドイツ】2020.03.02 発表

ドイツ 連邦環境庁がデジタルアジェンダを策定

 ドイツ連邦環境省は、70件を超える具体的な対策をまとめた同省の環境政策デジタルアジェンダを公表した。このアジェンダは、環境に配慮した方法でのデジタル化の推進とデジタル化によってもたらされるチャンスの環境保護への活用を目指すもので、デジタル化と環境保護を結びつけるヨーロッパ初の戦略である。取りまとめられた対策には、今後のエネルギー効率基準の参考情報としてのデータセンターの記録作成(連邦環境庁)、スマートフォンやタブレットのメーカーに対する電池やディスプレイの交換義務付け、部品やアップデートの提供、環境に配慮したオンラインショッピングの構築、ストリーミングサービス提供者への100%の再生可能エネルギー電力購入義務の導入などが含まれている。デジタルアジェンダの策定にあたっては、連邦環境省は3週間に渡り、関連省庁と共同で、学者、関連業界、経済界、市民社会の専門家とともに議論を行った。アジェンダは、5月に開催されるレ:プブリカ会議において議論される。また、2020年後半に予定されているドイツのEU議長国期間に、EUのデジタルアジェンダに関する検討を進めたいとしている。【ドイツ連邦環境省】

前のページへ戻る