【その他】2020.02.02 発表
ラムサール条約によると、インドは2020年2月2日の世界湿地の日にあたり、国際的に重要な湿地(ラムサール条約湿地、ラムサールサイト)として、マハラシュトラ州1件、ウッタルプラデシュ州6件、パンジャブ州3件の合計10ヶ所の湿地を指定した。これら湿地は、絶滅危惧種のインドハゲワシ、ベンガルハゲワシ、キガシラウミワシ、インダスカワイルカ等の生息地であり、ハイイロガン等多くの渡り鳥の越冬地、コイ等魚類や水鳥、多種の水生植物等の生息地となって豊かな生物多様性を維持している。同時に人間活動とも深く関係し、食料供給や防災の役割を果たして地域社会の存立基盤となっている。今回の新サイトの中には、ダムや堰が形成した新たな湖や水辺に多様な生物が住みついたり、絶滅危惧種のサンクチュアリとなった事例、運河が湿地の水循環に役立っている事例、農耕や養魚など生産活動と共存している事例がある。新たなラムサールサイトの詳細は、ラムサールサイト情報サービスのウエブサイトに、登録番号2407~2416として掲載された。【ラムサール条約】
https://www.ramsar.org/news/india-designates-ten-wetlands-for-world-wetlands-day
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