【イギリス】2019.11.02 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、ハンティングトロフィー(趣味の狩猟の戦利品として野生動物の頭部や角等を剥製にした飾り)の輸出入規制に関する意見と情報の募集を開始した。これにより、議論のあらゆる側面の国民の見解を把握するとともに、根拠ある専門情報を集め検討するという。
イギリスではすでに、トロフィーの輸出入について多くの規制を実施している。絶滅危惧種への悪影響がなく、持続可能な狩猟で得たトロフィーであることを輸入者が示せない場合は、輸入を許可しない。輸入許可の申請はすべて、同国の合同自然保護委員会(JNCC)がワシントン条約の科学当局として1件ずつ綿密に調査している。
DEFRAは今回、トロフィーの輸出入を制限する主な選択肢として、1)特定生物種のトロフィーの輸出入禁止、2)特定生物種のトロフィーが保全や地域社会にとって明確な利益となることを証明するための要件の厳格化、3)すべてのトロフィーの輸出入禁止、4)国際的に合意されたルールに基づく現行規制の続行、を提示し、これらに関する意見を今後12週間、2020年1月25日まで募集する。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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