【国連】2019.10.24 発表
国連環境計画(UNEP)とエレン・マッカーサー財団は、プラスチック廃棄物削減に向けた世界規模の取組の進捗報告書を公表した。これはプラスチックの循環型経済のビジョンを掲げて2018年に発足した「新プラスチック経済グローバル・コミットメント」の初の年次進捗報告書であり、取組は前進しているが、さらに多くの機関の参加が必要であると報告した。現在署名している400超の企業・政府などは、不要なプラスチック包装の削減、及びプラスチック包装の100%が再利用、リサイクル、堆肥化のいずれかが可能でごみや汚染につながらずに安全かつ容易に循環するための技術革新の推進を約束している。ユニリーバ、ペプシコなど多くの製造業や小売業が包装材への再生プラスチックの使用の拡大を発表し、2025年までに5倍超へと増加させることを約束している。プラスチック製造業やリサイクル業では再生プラスチックの生産量増を約束している。政府や自治体の取組としては、使用禁止措置のほか、公共調達、拡大生産者責任制度、意識啓発、財政措置などを通じてプラスチックの循環を支援している。【国連環境計画】
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