【地方自治体】2019.09.27 発表
栃木県と県内の全25市町は、プラスチックごみの削減を目指す「栃木からの森里川湖(もりさとかわうみ)プラごみゼロ宣言」を発表した。使い捨てプラスチックの削減や、使用済みプラスチックの適正処理の徹底などが明記され、今後、県や市町が連携しながら企業や県民に呼びかけを進める。
ペットボトルやレジ袋などのプラごみは世界で年800万トン以上が海に流出していると推定され、海洋の生態系などへの影響が懸念されている。プラごみは川から海へ流れ込むことも多く、海に流れ込む川の上流に位置する栃木県もプラごみ問題に積極的に取り組む。
県民には、レジ袋やプラスチック製スプーンなどが不要な場合は断り、分別して捨てることを呼びかける。小売店や飲食店には、来店客にレジ袋やスプーンが必要かどうかの声掛けやマイバッグの持参の推奨、企業や農業者には、紙など再生可能な資源への代替を求める。
県によると、このような宣言を県と県内すべての自治体が連携して実施するのは全国初という。
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