【イギリス】2019.09.02 発表
イギリス気象庁(MetOffice)は、2019年夏季のイギリスの気候について総括した。2019年夏季(6~8月)の同国の平均気温は15.2℃で1981~2010年の平均より0.8℃高く、7月25日にはケンブリッジ大学植物園で同国史上最高(通年)の38.7℃が観測された。1910年以降で12番目に高温の夏となり、これまでの暑い夏季は乾燥していることが多かったのに対し、2019年は降水量が多かったことに特徴がある。夏季の降水量が1981~2010年の平均より特に多かった地域は、チェシャー州(179%)、ノーサンバーランド州(174%)、ダービーシャー州(173%)だった。スコットランドは1985年に次ぐ2番目に降水量の多い夏季だった。イングランド南部とウェールズでは6月に最も降水量が多く、スコットランドやイングランド最北部では8月に最も多かった。日照時間は全国的におおむね平年並みで、最も日照時間が長かったのはケント州(平年の116%)だった。【イギリス気象庁】
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