【国連】2019.08.01 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)と国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、気候変動対策として再生可能エネルギーの広範な導入と持続可能な利用を促進する覚書を交わした。両機関は、持続可能な開発目標(SDGs)とパリ協定に沿って気候変動に対する回復力のある低炭素型の世界を実現するため長年にわたって協力しており、専門家会合や刊行物、アフリカ諸国などへの再生可能エネルギーに関する研修を共同で実施してきた。覚書は、エネルギー移行に関する知見の交換、専門家会合での緊密な連携、能力構築、啓発活動でこの協力関係をさらに深めるもの。UNFCCCのエスピノーザ事務局長は、「かつてない規模の熱波など気候変動の影響が悪化しており、再生可能エネルギーへの迅速な転換は不可欠」とし、IRENAのフランチェスコ・ラ・カメラ事務局長は、「技術コストが低下することで再生可能エネルギーはエネルギー効率化とともにエネルギーシステムの脱炭素化の中心となっており、雇用創出にもつながる」と述べた。【国連気候変動枠組条約】
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