【ドイツ】2019.08.06 発表
ドイツ連邦環境庁は、2017年の電子・電気機器廃棄物(WEEE)の回収状況を公表した。これによると、2017年は208万1223トンの電子・電気機器が市場に流通し、回収量は前年比で5万4693トン増え、回収率は45.08%となったという。最も回収率が高かったのは、ドライヤーやトースター、テレビやラジオなどの小型家電であり70%を超えた。一方で、洗濯機や冷蔵庫といった大型家電の回収は進んでおらず、回収率は42%に留まった。2019年以降、市場に流通する電子・電気機器の回収率を65%にすることが定められており、これを実現するためには回収率を大幅に上昇させる必要がある。このため、連邦環境省は、現在、連邦環境庁の協力のもと、回収網の拡充や消費者への情報提供といった対策を進めるために、廃電気・電子機器法(ElektroG)の改正に取り組んでいる。【ドイツ連邦環境省】
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