【国連】2019.04.30 発表
スウェーデンのフィンテック企業Doconomyは、利用者が購買活動に伴う炭素排出量を算定し、一定の排出量を超えた取引を制限する世界初の炭素排出制限付きクレジットカード「DO Black」を開発した。従来のクレジットカードには利用者の更なる消費を促進する特典が付いているが、DO Blackは利用者の責任ある消費を支持し、気候影響を抑制する。DO Blackは国連気候変動枠組条約(UNFCCC)と連携しており、利用者は汚染排出の少ない料理用コンロや風力発電による廃棄物処理など、世界の温室効果ガス排出削減に寄与する国連認証プロジェクトに投資して自身の排出をオフセットできる。Doconomyは、「我々は気候変動の緊急性を認識し、責任ある消費様式に早急に切り替える必要がある。Do Blackはその手段になるもの」としている。
なお、「フィンテック」とは、金融を意味するファイナンス(Finance)と技術を意味するテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語であり、情報技術を活用した金融サービスを指す。【国連気候変動枠組条約】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.