【アメリカ】2019.04.02 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、農務省(USDA)及び食品医薬品局(FDA)と共に、4月を食品ロス・廃棄物削減推進月間と定め、食品の無駄を無くすよう消費者や食品業界関係者に対する意識啓発を行う。国や自治体、公共部門、民間部門、非営利団体などから幅広い協力を募っており、具体的には
・食品ロス・廃棄物削減の取組の内容をSNSに投稿する(#NoWastedFood)
・同3機関が実施している食品ロス・廃棄物削減プログラム等を理解し、啓発活動をする
・2030年までに食品ロス・廃棄量を半減することを約束し行動する
といった内容を呼びかけている。また、2019年4月9日にはネット中継イベントを共催し、討論会等も行うという。同国では供給される食料の3分の1以上が無駄になっており、食品は埋立処分場に持ち込まれる廃棄物の中で最大の割合を占める。政府は国を挙げた対策を行い、経済や公衆衛生、環境面の利益も引き出すことに意欲を示している。同月間の初めには、食品ロス・廃棄物の削減を呼びかける大統領メッセージも発表された。【アメリカ環境保護庁】
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