【イギリス】2019.03.14 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、英領アセンション島周辺の15万平方マイル以上を禁漁海洋保護区に指定する計画を公表した。指定されれば、これまでの保護区も含めイギリス領海の海洋保護面積は50%を超えることになる。アセンション島周辺には、世界最大のカジキやアオウミガメの大規模個体群が生息している。アセンション島評議会は2016年にも水域の半分で商業漁業を禁じることを決定している。新たに禁漁海洋保護区が指定されれば、イギリス海外領土の海洋環境400万平方キロ以上を長期的に保護するブルーベルト計画の大きな進展となる。イギリスは、2030年までに世界の海洋の30%を保護することを呼びかけ、41か所の新たな海洋保護域の指定案やバヌアツと共同のイギリス連邦クリーン・オーシャン同盟(CCOA)の立ち上げを発表している。現在、世界の海洋保護区の目標値としては、2020年までに沿岸・海洋域の10%を保護という国連生物多様性条約の設定したものがある。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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