【EU】2019.03.04 発表
欧州連合統計局(Eurostat)は、EUのリサイクル率及び循環利用率が着実な伸びを示しており、2016年には両者ともに過去最高を記録したと報告した。2016年のEUにおける廃棄物全体(主な鉱物廃棄物を除く)のリサイクル率は約55%(2010年は53%)に達した。特に、プラスチック包装のリサイクル率は2005年の24%から約2倍の42%だという。包装廃棄物全体のリサイクル率は67%(2010年は64%)であった。他には、建設・解体廃棄物の回収率が89%、電気電子機器廃棄物のリサイクル率が41%(2010年は28%)となっている。また、2017年のデータではあるが都市廃棄物のリサイクル率は46%である(2007年は35%)。一方、投入された全原料に占める循環原料の割合を表した循環利用率についても、2016年はEU全体で約12%に達したという(2005年は8.8%)。こうした循環型経済への移行進捗度の指標となるデータを含む各種統計は、同統計局の循環型経済に関するウェブサイト上で公開されている。【欧州連合統計局】
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