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【ドイツ】2019.02.12 発表

ドイツ 飲食業界向けにCO2排出量を測るアプリを開発

 ドイツ連邦環境省は、CO2排出量を測る飲食業界向けのアプリ「KlimaTeller」(Klimaは気候、Tellerは皿の意味)の開発が完成したことを公表した。これは、提供するメニューのCO2排出量を測定し、認証を与えるもので、国家気候保護イニシアティブの枠組みで16万ユーロが助成され、社団法人である「Greentable e. V.」と「NAHhaft e. V.」が製作した。シュワルツェリュアー-ズッター連邦環境省政務次官は、「このアプリは飲食店が持続可能なメニューを用意し、客に対しそれを見える化するもの。自宅での調理にも利用できる。ドイツ国内の温室効果ガス排出量の15%から20%が食品に関連するものであり、地域産、かつ季節のものを利用した調理は、気候保護の重要な基盤となる」と述べた。このアプリを利用し、平均的なメニューによる排出量の半分以下で調理されたメニューには、「KlimaTeller」の認証が与えられる。平均的なメニューでは約1600グラムのCO2が排出されると試算されており、この「KlimaTeller」を選択する客は、少なくとも800グラムのCO2排出量を削減することになる。【ドイツ連邦環境省】

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