【オランダ】2019.01.28 発表
オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は、同国の2017年の温室効果ガス排出量が1990年比で13%減少したと発表した。これはメタン(43%減)、亜酸化窒素(52%減)、フッ素化ガス(Fガス)(76%減)などが減少したことに起因すると考えられる。しかし二酸化炭素(CO2)だけを見てみると、その排出量は減少していない(1990年比で1%増加)。ただ、1990年から2017年の間、オランダ経済が成長しているにもかかわらず、それに比例してCO2の排出量が増加したわけではない。これは、発電所の効率化や、風力や太陽光による電力生産の増加、家庭や企業での高効率のボイラーの使用などが要因となっている。その一方で、交通の発達や電力生産の増大により排出量が増加したという。
このデータは、オランダ環境評価庁(PBL)による2020年の排出量及びエネルギーに関する短期評価の基準となる。【オランダ国立公衆衛生環境研究所】
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