【EU】2019.01.24 発表
欧州環境庁(EEA)などは、欧州の航空部門の環境パフォーマンスは依然として低下傾向にあると報告した。EU加盟28か国とEFTA加盟国における航空機の運航本数は、2014年から2017年にかけて8%増加し、2017年から2040年にかけてさらに42%増加すると予測されている。技術の改良、操業効率化、空港の改善、市場に基づく措置によって、航空部門が環境、気候、人間の健康に及ぼす悪影響は一部緩和されているが、航空便の増加を相殺するまでには至っておらず、2014年以降、騒音と排出は全体的に増加しているという。航空部門は2016年にEU加盟28か国の温室効果ガス排出の3.6%、輸送部門からの排出の中では13.4%を占めた。2040年までに航空部門からのCO2排出は21%、窒素酸化物(NOx)排出は16%増加すると予想されている。EEAは、航空部門の環境負荷を緩和する政策措置、技術革新、消費者の行動変革が必要だとしている。【欧州環境庁】
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