【EU】2018.10.26 発表
欧州委員会は、国連環境計画(UNEP)等と協力して世界中の水族館の協力を募り、プラスチックによる海洋汚染問題についての啓発活動を促進することを明らかにした。欧州水族館館長連合やユネスコの政府間海洋学委員会、世界動物園水族館協会なども支援側に名を連ねており、2019年までに200以上の水族館から協力を得ることを目指す。活動に賛同する水族館は、館内施設で使い捨てプラスチック製品を使わないようにする等の取組を実施し、プラスチック利用に関する優良実践モデルを促進するという。欧州委員会は、2018年10月29~30日にインドネシアのバリで開催される第5回「Our Ocean(私たちの海洋)」会議にて正式な参加要請を行う意向だが、すでに33カ国から106の水族館(このうち67施設はEU域内)が協力を表明している。同委員会のヴェッラ委員(環境・海事・漁業担当)は、「水族館は海への窓である」として、毎年世界中で何百万もの人が訪れる水族館をプラスチックの利用方法を再考する場として活かしていく、と述べている。【欧州委員会】
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