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[海外エコニュース一覧]

【カナダ】2018.10.18 発表

カナダ、アスベストおよびアスベスト含有製品を禁止する新規制導入へ

 カナダ環境・気候変動省は、アスベストとアスベスト含有製品を禁じる新たな規制を導入すると発表した。これによりアスベストとアスベスト含有製品の輸出入・販売・使用、アスベスト含有製品の製造が禁止される(一部の例外を除く)。これに伴い、現行の輸出管理リスト規則、1999年カナダ環境保護法(CEPA1999)の輸出管理物質リストが改正される。
 アスベストは石綿肺、中皮腫、肺がんなど生命に関わる疾病を引き起こすリスクがある。新規制は2016年に発表された政府のアスベスト曝露防止戦略の一環で、新たなアスベストやアスベスト含有製品が市場に出回るのを防ぎ国民の健康を守るという。策定に際しては国民や利害関係者の意見も反映させた。
 新規制はより包括的な内容で、カナダ消費者製品安全法に基づく現行のアスベスト製品規則は廃止される。まだ設置されていないアスベスト含有製品の在庫品の使用・販売・輸出は新規制により禁止。建物や設備、車両等に使用または設置済みのアスベスト含有製品については、引き続き連邦、州、自治体の現行の規則や規制によりリスクを管理する。新規制は2018年12月30日に発効する。【カナダ環境・気候変動省】

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