【イギリス】2018.10.16 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、「イギリス・グリーン・ウィーク」に合わせ、大手小売店が消費者にクリーンな暖房用燃料の購入を促し、健康や環境への影響削減へ向けた対策を講じると報じた。イギリスの粒子状物質排出量の約38%は、家庭で使用する暖房用燃料に起因しており、大気汚染の主な原因になっている。しかし、乾燥したクリーンで効率のよい燃料を使用することで、排出量の大幅な削減が可能になる。小売店では、消費者がクリーンな代替燃料に移行できるよう、Woodsure―イギリス唯一の木質燃料品質保証スキーム―の条件に準拠する薪のみの販売(リドル)や、家庭用石炭の販売店からの撤去(アズダ)、またクリーン燃料や効率の良い暖房器具の利点について従業員教育を行い、顧客への啓発を促進する(B&Q)など、幅広い活動を行う。イギリス政府の「大気浄化戦略」では、高汚染燃料の段階的な削減に加え、2022年までにクリーンな暖房器具のみを販売することを目指している。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
https://www.gov.uk/government/news/major-retailers-help-consumers-be-greener-by-burning-cleaner
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