【イギリス】2018.08.15 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、ごみイノベーション基金からの第2期助成金として、地域社会における革新的なごみ対策プロジェクトに30万ポンド超を助成すると発表した。同基金は、イングランドごみ戦略とイギリス25カ年環境計画に基づくもので、10%は海洋ごみ発生抑制に割り当てられる。第1期には約12万5000ポンド助成し、サッカーファンや経営者等の協力を得て路上ゴミ削減等に取り組んだ。DEFRAは、ごみ問題の通報や迅速な解決に役立つモバイルアプリの利用等を促進するため、同基金の一環として、デジタル・イノベーション・チャレンジの立ち上げも準備しているという。
イギリスでは、2017年の路上清掃経費は約7億ポンドにのぼった。2018年に実施された最新の調査によると、路上のポイ捨てではないものの空き缶を窓台に置いていくなど「配慮あるポイ捨て」をしたことがあるものは回答者の27%を占めた。同国は、不法投棄の現行犯の罰金を約2倍にし、車両からのポイ捨てへの罰則を導入するなど、新たなごみ対策を発表している。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.