【ドイツ】2018.08.08 発表
ドイツ連邦環境庁は、レジャーボートの防汚塗料から排出される年間約70トンの銅により、ドイツ国内の表層水が汚染されていることを報告した。藻類または貝類の付着による望ましくない影響から保護するために、殺生物剤含有塗料がしばしば使用されており、銅は、その中でも最も使用頻度が高い成分となっている。排出される銅の量は、ドイツ国内の表層水中に含まれる銅の約19%に相当し、バクテリア、藻類、ザリガニ、魚類等に対し、生態毒性の影響を有する。連邦環境庁は、代替となるハードコーティング、水中ブラシを用いた機械的洗浄、殺生物剤を使用しない塗料の使用を提言している。また、使用者への助言の提供、公的機関によるコントロールにより、銅負担は削減できるとしている。【ドイツ連邦環境省】
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