【国際機関】2018.03.27 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、エネルギー効率化政策と再生可能エネルギー推進政策の効果を高めることをテーマにワークショップを開催した。IEAによれば、気候目標を達成するうえで今後数十年間に削減すべき排出ガスの4分の3以上はエネルギー効率化と再生可能エネルギー普及にかかっており、関連技術の導入を一段と加速させることが求められている。ただ、現状では両者に関する政策は独立したものとして別々に扱われている場合がほとんどで、効果が相殺される恐れもあることから、統合的な政策が必要だという。IEAは、政策の連携を図ることはエネルギー安全保障やエネルギーアクセスの改善、経済的な利益にもつながると説明する。同ワークショップには200人以上の政府高官等が出席した。ドイツや日本、中国をはじめとする各国の事例から望ましい政策統合や新規事業モデル、新技術に対する新たなアプローチが示され、特に建物部門を中心に政策連携のあり方等を探る場となった。ビロルIEA事務局長は、相乗効果を生む政策連携が成功の鍵だと述べた。【国際エネルギー機関】
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