【イギリス】2018.01.24 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、中規模燃焼プラントと発電機からの大気汚染に対処する新規制が議会で承認されたことを発表した。中規模燃焼プラントと発電機は、病院、ホテル、事務所、刑務所など大規模な建物の暖房や一部産業の動力として一般に用いられており、主要な大気汚染源であるにも関わらずこれまで規制されていなかった。特に近年利用が増えている小型発電機は重大な汚染源になっているという。規制では、新設の中規模燃焼プラントには2018年12月20日から、既存のプラントには2025年または2030年から排出削減が義務付けられる。発電機には、比較的新しい発電機は2019年から、2016年12月より前から稼働している発電機にはそれ以降に、窒素酸化物排出制限が適用される。規制によって、二酸化硫黄を43%、粒子状物質を9%、窒素酸化物を22%排出削減できると見込まれ、イギリスの2030年までの排出削減目標の達成に寄与することになる。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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