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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2017.12.03 発表

イギリス、海鳥の保護のため海洋保護区を拡充

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、海鳥の希少種を保護するため2つの海洋特別保護区(SPA)の新設と4つの既存保護区の拡大を発表した。これにより、同国の海洋保護区は650平方マイル超拡大し、15万羽近くの希少な海鳥の保護が強化される。新設の海洋SPAの1つは、コーンウォール州のファルマス湾からセント・オーステル湾へかけた沿岸24マイルで、ここにはイギリスで最も重要なオオハムの越冬地がある。もう1つの新設の海洋SPAは、アイリッシュ海のマン島とアングルシー島の間に位置し、1万2000羽以上のマンクスミズナギドリの餌場がある。その他に、イングランド北西のリバプール湾、南海岸のプールハーバー、ロンドン付近のテムズ川河口外側部を含む既存保護区を拡大する。これにより、イギリスの海洋SPAの数は106になり、同国のコアジサシの繁殖個体数の4分の1以上の餌場が保護対象となる。イギリスを取り囲む保護海域ネットワーク「ブルーベルト」の面積は領海の23%以上となっている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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