【イギリス】2017.11.30 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、イングランドのノーサンバーランド州ウーラー付近のドッディントン北部原野350ヘクタールに、今後2年間で樹木60万本超を植樹する新たな森林造成が森林委員会の承認を得て決定したと発表した。これは、過去2年間の申請手続きを経て政府の資金援助「植林計画助成金」により実現した造林プロジェクトで、過去30年余りでイングランド最大の植樹計画になるという。湖水地方の公園170ヘクタール余りに20万本超を植樹する計画に続き承認された。
ドッディントンのプロジェクトは、サッカー場650個分以上の広さに相当する。イングランドを象徴する赤リスの個体数増加や12万トン超の炭素貯留、同地区の洪水リスク管理に役立つほか、地域の主産業である林業、木材加工産業を活性化し、新たな雇用創出にもなるという。同プロジェクトは、申請者や同委員会との連携で実現した。植樹は2018年3月に始められる。DEFRAは、イングランド全体で1100万本を植樹する計画を進めており、ドッディントンのプロジェクトがこれに大きく貢献するとして、さらに多くの申請が待たれるとしている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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