【イギリス】2017.03.22 発表
イギリスのビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)と運輸省は、2017年3月22日に操業を開始するロンドン・タクシー・カンパニー(LTC)の電気タクシー工場について、雇用創出と低炭素経済に貢献するものと歓迎した。同工場は、LTCの親会社である中国の吉利汽車が3億2500万ポンドを投じてコベントリーに建設したもので、BEISも1610万ポンドの支援を行っている。ここでは、排出ガスゼロの新型ブラックキャブ(黒塗りタクシー)「TX5」などの研究開発と組立が行われ、生産能力は年間2万台強、新規雇用者は約1000人という。BEISのクラーク大臣は、同工場の設立によってイギリスは先進自動車技術の開発における世界のリーダーになる、と抱負を語り、低炭素経済を後押しする政府の姿勢を示した。また、運輸省のヘイズ閣外相も、数千人の雇用を創出して先端技術や次世代運輸、技術者に投資するので経済面でも非常にプラスだと述べた。これに加えて、運輸省は電気タクシーへの補助および電気タクシー専用充電所の新設に6400万ポンドの投資を行うことも発表する予定。【イギリス運輸省】
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